雨漏りそして停電

今日は久々に雨が降りました。１時間くらいの短い時間でしたが雷も鳴り土砂降りでした。まだ、雨期じゃないのに．．．。

ところで、今、僕が住んでいるテオティワカンの家。家と言っても、メキシコ人一家の家の一部屋を間借りしてるのですが、職場からは道路を挟んではす向かい。つまり、職場まで徒歩数秒と立地条件は最高。部屋には専用のシャワーとトイレもついています。家具もベットやテレビなどが付いていました。部屋の広さもそこそこあり、大量に持ってきた書籍もほぼ全て出す事ができました。

つまり、なかなか良い物件でした。ただ、この部屋の唯一の欠点は雨漏り！
ちょっとした雨なら雨漏りはしないのですが、今日のように激しく降ったり、長く雨が降ると雨漏りするのです．．．。幸い、雨漏りをする場所は風呂場とそこへ続く洗面所なので、生活をする上では問題ないのですが、住み始めてしばらくしてそのことに気がついた時は、少々ショックでした．．．。

今日も、ふと気がつくとポトポトという音を立てて雨漏りが始まりました。

と、本当は雨漏りの話だけ書こうと思って書き始めたのですが、数行書いたところで、今度は停電！
実は、メキシコは非常に停電が多い国です。日本で生活していた頃は、停電した記憶は殆どないのですが、こちらに来てからはさすがに慣れっこになってしまいました。
そういえば、メキシコシティに住んでいた時でも、激しい雨が降った後にはよく停電しました。停電すると当然、信号機も消えてしまいます。メキシコシティのような車の多い都市で、信号機が消えてしまうのです。普通なら大パニックになるところでしょうが、さすがメキシコ人、何事も無かったかのように普通に運転してます。
ここ、テオティワカンのような田舎町では、停電の頻度はさらに増します．．．。激しい雷雨の後は、ほぼ間違いなく停電します．．．。ま、この町には機能している信号機は３カ所しかないから、交通面では全く問題ないですが。

２、３週間ほど前には、雷雨も来ていないのに日中から停電してしまい、その日は夜まで電気は戻ってきませんでした。ラボでの仕事中に停電されると、殆ど仕事になりません。ラボでの仕事はパソコンを使った作業か、あるいは遺物の実測図作成なので電気が無いとどうにもならないのです。
家にいる時でも、夜に停電するともうあとは寝るしかなくなってしまいます。一応、ロウソクは常備してますが、ロウソクの灯りで本を読むというのも目が辛いですし．．．。

去年の６月から住み始めて１０ヶ月、テオティワカンの仕事もそろそろ終わりになるので、この部屋を借りるのもあと数日。４月半ばからは日本に一時帰国するのでそれまでは、ラボに居候し、日本から戻ったら次の現場はベラクルス州なので、またお引っ越し。というか、仕事がおわるまでの仮住まい生活になります。

雨漏りや停電と、不便な事もあったこの部屋ですが、家なき子になるときっとこの部屋の便利さを懐かしく思う時が来るんだろうなあ．．．。