メキシコ人類学学会参加記

今週は、メキシコシティでメキシコ人類学学会が開催されました。
今回は僕にとって初めての学会発表だったのでかなりドキドキでした。

怠け者の僕には珍しく、一ヶ月以上の準備期間をとり、指導教官の先生に原稿のチェックをお願いしたりと我ながらきちんと準備ができたと思います。

この学会では、同時に幾つものシンポジウムが開かれ、１週間の間に全部で６０くらいのシンポジウムがあったようです。僕らのシンポジウムは発表が１４あり、木曜日と金曜日の二日間に分けられていました。僕自身の発表は８番目に割り当てられていたので、木曜日に発表すれば良いのか、それとも金曜日になるのか当日まではっきりしませんでした．．．。でも、今回は先にも書いたようにしっかりと準備期間をとっていたので、木曜日には発表原稿とプレゼン用の資料も準備できていました。

で、木曜日の朝、会場で同じシンポジウムで発表する友人を見つけて聞いてみたところ、「何人かが発表をキャンセルしたので全員木曜日１日で終わらせてしまう」と。今回はちゃんと準備できていてなおかつ念のためにと原稿と資料を持ってきていたから発表できたけど、持ってきてなかかったらいったいどうなっていたんだろう？？？一言連絡してくれればいいのにと思ったんだけど、ま、メキシコの事だからなんとかなったんだろうな。

僕らのシンポジウムはベラクルス州南部の考古学についてで、発表者はみんな同じ先生のもとに集まっている仲間たちでした。聴いている人たちもその殆どが知り合いばかりで、僕としてはかなりリラックスして発表する事ができたかなと思います。

発表の内容は、僕が今進めている博論のテーマ『オルメカ文化における衣装』についての一部でした。ちゃんと理解してもらえたのか分からないけど、僕自身としては及第点だったのではないかと思ってます。

全員の発表が終わったあと、みんなで御飯を食べに行き、久しぶりに会った友人や先生たちと色々と話をすることができました。

さて、今度は本腰を入れて博論に取りかからないと。