オルメカ文化研究者の日誌
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このところ、更新できていなかったのでまとめて写真をアップしようと思います。
まずは、テオティワカンでのお仕事に関係するものを。
朝焼けの太陽のピラミッド
仕事に向かう仲間たち 機材の設置
たまに、遺跡が霧に覆われてしまう日もありました。左側の写真は霧に覆われた太陽のピラミッド。正面にみえるはずのピラミッドがほとんど見えません...。右は月のピラミッド。中央の奥の方にうっすらと見えるのが月のピラミッド。
これは、土器等の実測図を描く時に使う道具「真弧(マコ)」。この道具、竹製なのですが非常に優れもので日本でしか竹製のものは売っていないらしく、アメリカ人やメキシコ人の考古学者は見るとみんな欲しがります。
次に、先日初めて行ったCerro Gordo(「太っちょ山」とでも訳すのだろうか?)。この山は月のピラミッドの後に聳える山で、テオティワカンの都市設計に大きな役割りを果たしたとも考えられている山です。山には洞窟や岩絵等があるそうなので、それらを探しに友人たちと行きました。
これから山登りの始まりです。
山の中腹はこんな感じ。僕はこの時点でかなりしんどくなってきました...。
山から眺めたテオティワカン。真ん中の遠くの方に見えるのが太陽のピラミッドと月のピラミッド。見えるでしょうか???右側の写真はちょっと寄ってみたテオティワカン。うっすらとピラミッドが見えるのでは?
途中に沢山生えているサボテンたち。一番右の写真はマゲイ(竜舌蘭)というテキーラやプルケというお酒の原材料になるサボテン。
今回の目的の一つの洞窟。真ん中あたりの窪みに見える。
かなり上の方まで登ったのですが、残念ながら、テオティワカン時代の岩絵を見つける事も、洞窟に辿り着く事も出来ませんでした...。連れて行ってくれたA君が道を知っているのかと思ってついて行ったんだけど...。知らなかったらしい....。
その代わりと言っては何ですが,途中で現代の人たちが使っているらしい儀礼の場所にたどり着きました。左の写真に写っている円形の部分はA君曰く、テマスカル(蒸し風呂)の跡らしい。身を清めたりしてるのかも???真ん中の写真は、広場の中央にある木。沢山の布切れが巻き付けられている。右の写真も同じ木。
最後に、先日作業員さんの一人に連れて行ってもらった、近隣の村でのお祭り。収穫祭のようなものらしい。
トウモロコシ畑の脇でミサをやったり、踊りを踊ったりします。そして、僕らの目的はバーベキュー。
牛肉やチョリソを炭火で焼いていただきます。焼きトウモロコシもあった。
もちろん、トルティージャも忘れちゃいけません!
そして、この地域のお祭りに欠かせないものミチクウィル。これはテキーラやプルケというお酒の原材料となるマゲイ(竜舌蘭)についている赤い色のイモムシ。これを火であぶり、同じく火にかけたチレと緑色のトマトと一緒にすり潰してサルサ(辛いソース)にします。おつまみとして焼いたままのものや生でも食べます。右側の写真は虫に弱い人はクリックしないように!
サルサを作っているところ。
サルサがなくなってくると、サルサの器にプルケ(白い濁り酒のようなもの)を入れ、ミチクウィル入りプルケを皆でまわし呑み。
女の子だって呑んじゃいます。
今日は、このへんでおしまい。
まずは、テオティワカンでのお仕事に関係するものを。
朝焼けの太陽のピラミッド
仕事に向かう仲間たち 機材の設置
たまに、遺跡が霧に覆われてしまう日もありました。左側の写真は霧に覆われた太陽のピラミッド。正面にみえるはずのピラミッドがほとんど見えません...。右は月のピラミッド。中央の奥の方にうっすらと見えるのが月のピラミッド。
これは、土器等の実測図を描く時に使う道具「真弧(マコ)」。この道具、竹製なのですが非常に優れもので日本でしか竹製のものは売っていないらしく、アメリカ人やメキシコ人の考古学者は見るとみんな欲しがります。
次に、先日初めて行ったCerro Gordo(「太っちょ山」とでも訳すのだろうか?)。この山は月のピラミッドの後に聳える山で、テオティワカンの都市設計に大きな役割りを果たしたとも考えられている山です。山には洞窟や岩絵等があるそうなので、それらを探しに友人たちと行きました。
これから山登りの始まりです。
山の中腹はこんな感じ。僕はこの時点でかなりしんどくなってきました...。
山から眺めたテオティワカン。真ん中の遠くの方に見えるのが太陽のピラミッドと月のピラミッド。見えるでしょうか???右側の写真はちょっと寄ってみたテオティワカン。うっすらとピラミッドが見えるのでは?
途中に沢山生えているサボテンたち。一番右の写真はマゲイ(竜舌蘭)というテキーラやプルケというお酒の原材料になるサボテン。
今回の目的の一つの洞窟。真ん中あたりの窪みに見える。
かなり上の方まで登ったのですが、残念ながら、テオティワカン時代の岩絵を見つける事も、洞窟に辿り着く事も出来ませんでした...。連れて行ってくれたA君が道を知っているのかと思ってついて行ったんだけど...。知らなかったらしい....。
その代わりと言っては何ですが,途中で現代の人たちが使っているらしい儀礼の場所にたどり着きました。左の写真に写っている円形の部分はA君曰く、テマスカル(蒸し風呂)の跡らしい。身を清めたりしてるのかも???真ん中の写真は、広場の中央にある木。沢山の布切れが巻き付けられている。右の写真も同じ木。
最後に、先日作業員さんの一人に連れて行ってもらった、近隣の村でのお祭り。収穫祭のようなものらしい。
トウモロコシ畑の脇でミサをやったり、踊りを踊ったりします。そして、僕らの目的はバーベキュー。
牛肉やチョリソを炭火で焼いていただきます。焼きトウモロコシもあった。
もちろん、トルティージャも忘れちゃいけません!
そして、この地域のお祭りに欠かせないものミチクウィル。これはテキーラやプルケというお酒の原材料となるマゲイ(竜舌蘭)についている赤い色のイモムシ。これを火であぶり、同じく火にかけたチレと緑色のトマトと一緒にすり潰してサルサ(辛いソース)にします。おつまみとして焼いたままのものや生でも食べます。右側の写真は虫に弱い人はクリックしないように!
サルサを作っているところ。
サルサがなくなってくると、サルサの器にプルケ(白い濁り酒のようなもの)を入れ、ミチクウィル入りプルケを皆でまわし呑み。
女の子だって呑んじゃいます。
今日は、このへんでおしまい。
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無題
すごいなあ。いい写真ばかりですね。
とても素敵な環境なのでしょうね。仕事は大変でしょうが。
ところで、非常に興味をもったのが一点。
ぜひお尋ねしたいなあ。
それは、例の木の写真についてです。
僕が調査している村でも供物や供犠獣を木にくくりつける儀礼がちらほら見られます。
そこで、他の地域の事例なんてどうなのだろう、と思いました。
何か分かりましたら是非教えてください。
ちなみに、僕だったら、BBQよりも隣でやってるミサや祝祭にかぶりついて調査しますが(笑)へへへ。
とても素敵な環境なのでしょうね。仕事は大変でしょうが。
ところで、非常に興味をもったのが一点。
ぜひお尋ねしたいなあ。
それは、例の木の写真についてです。
僕が調査している村でも供物や供犠獣を木にくくりつける儀礼がちらほら見られます。
そこで、他の地域の事例なんてどうなのだろう、と思いました。
何か分かりましたら是非教えてください。
ちなみに、僕だったら、BBQよりも隣でやってるミサや祝祭にかぶりついて調査しますが(笑)へへへ。
Re:無題
cova君、コメントありがとう。
まあ、色々と最初と話が違うじゃん!ということもあるのですが,働かざるもの食うべからずともいいますので、可能な限り楽しみながらやろうと思ってます・・・。
ところで、儀礼に関わりそうな木についてですが、僕自身は全く何だかわかりません・・・。
連れて行ってくれた、メキシコ人のA君曰く何か新興宗教のようなものだろうとの事でした。
今度,機会があれば地元の人にも聞いてみます。
この辺もまだ色々な伝統行事のようなお祭りがあるので、cova君が今度ご自身で調査してみては???
僕はやっぱり食い物飲み物に引き寄せられてしまいます...。
まあ、色々と最初と話が違うじゃん!ということもあるのですが,働かざるもの食うべからずともいいますので、可能な限り楽しみながらやろうと思ってます・・・。
ところで、儀礼に関わりそうな木についてですが、僕自身は全く何だかわかりません・・・。
連れて行ってくれた、メキシコ人のA君曰く何か新興宗教のようなものだろうとの事でした。
今度,機会があれば地元の人にも聞いてみます。
この辺もまだ色々な伝統行事のようなお祭りがあるので、cova君が今度ご自身で調査してみては???
僕はやっぱり食い物飲み物に引き寄せられてしまいます...。
Re:無題
まるくんさん、コメントありがとう。
ホントに、お肉もチョリソも炭火焼は美味しいよ。余計な脂が全部落ちちゃうからね。ついつい、調子に乗って食べ過ぎでしまい,翌日まで苦しかったよ...。
ミチクウィルってのは、マゲイについているイモムシの事です。味はちょっと苦いけどコク(?)がある感じです。きっと栄養もあるんだと思うよ。
ホントに、お肉もチョリソも炭火焼は美味しいよ。余計な脂が全部落ちちゃうからね。ついつい、調子に乗って食べ過ぎでしまい,翌日まで苦しかったよ...。
ミチクウィルってのは、マゲイについているイモムシの事です。味はちょっと苦いけどコク(?)がある感じです。きっと栄養もあるんだと思うよ。
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