オルメカ文化研究者の日誌
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先週は色々とあったので、すべてまとめて書いてしまいます。
月曜日
僕が整理作業の為に間借りしている人類学博物館で、死者の日のための祭壇が用意され、皆にタマーレス、パン、ホットチョコレートがふるまわれました。ちょうどお昼時でお腹が空いていた僕は調子にのってパン2つ、タマーレスを3つ食べ、そしてホットチョコレートを2杯も飲んでしまったので、さすがにその日の夕飯は殆ど食べれませんでした...。
火曜日
博物館の向かい側にあるベラクルス大学の人類学研究所でも死者の日の為の祭壇が用意され、夕方7時からその開催セレモニーがあるという事で友人達と再びタマーレスを求めて出かけました。セレモニーには沢山の人が集まっていて、なかなか友人たちを見つける事ができませんでしたが、携帯電話のおかげでなんとか友人達と合流する事ができ、パン、タマーレス、ホットチョコレートの3点セットにもありつく事ができました。この日は、仕事のあと一度家に帰り夕飯を食べてから来たのですが、この3点セットの為に若干控えめの夕食にしたので美味しくそれらも食べる事ができました。
(写真:研究所の入り口、展示されていた祭壇の1つ)
水曜日
この日から博物館でメキシコ湾沿岸地域北部のワステカ文化に関するシンポジウムが始まりました。僕の専門はメキシコ湾沿岸地域南部のオルメカ文化で、時期も全く違うのですが、色々と興味深い発表もあるようだったのでお仕事は少しお休みして聞いてみる事にしました。初日は10時から2時と5時から8時の二部構成になっていました。
(写真:シンポジウムの様子)
木曜日
この日のシンポジウムは午後の部だけだったので、4時まではお仕事をして5時から発表を聞きに行きました。この日は発表の多くが図像に関するもので僕の博論も図像を扱うので色々と参考になる部分がありました。ただ、ワステカ文化はメソアメリカの時代編年で古典期の終わり頃からスペイン人が到来する頃までにあたるようで色々と絵文書などを使って解釈されているようですが、オルメカ文化は先古典期に相当し絵文書などを直接使用することはできません...。
シンポジウムが終わったあとはまたまたパン、タマーレス、ホットチョコレートがふるまわれ、もちろん僕もごちそうになりました。
土曜日
11月1日、メキシコの死者の日が始まる日です。まあ、日本のお盆のようなもので各家庭で祭壇を用意し死者が帰ってくるのを迎えるようです。友人達とハラパの近くにあるNaolincoという小さな町にその様子を見に行く事になり出かけました。午後4時頃に町に着くとすでに人が集まり始めていて、レストランなどはかなり混雑してました。まずは腹ごしらえという事でレストランで食事。町の至る所で死者の日の飾り付けがされていて、レストランも綺麗な祭壇が用意されていました。
(写真:レストランの中で。注文した料理(ちょっと食べかけ...))
食事の後は、町の文化会館のようなところに展示されている祭壇を見に行く事に。
なかには骸骨の人形や絵画などが色鮮やかな姿で展示されていました。もちろん、立派な祭壇も用意されていて多くの人たちが見学に訪れていました。
(写真:綺麗に着飾った骸骨達。祭壇と天井の飾り付け)
次は町の墓地を見に行く事に。墓地についてみると、まだ時間が早かったせいかあまり人は集まっていませんでした。まあ、おかげでゆっくりと墓地の中を歩き回る事ができ、写真も撮る事ができました。墓地は小さな家々があつまった小さな町のようでした。どのお墓も個性的で、とても綺麗に飾られています。
(写真:墓地の様子)
最後に、喫茶店でコーヒーを飲みパンを食べ帰る事に。
パンは死者の日のパンが出てくると思ったら、なんだか普通っぽいパンが出て来てちょっとガッカリでしたが、まあ美味しかったので良しとして、余ったパンも持ち帰る事にしました。
(写真:死者の日のパンと喫茶店で運ばれて来たパン...)
メキシコに来て6年以上経ちますが、死者の日の伝統的な姿を見に行ったのは今回が初めてでした。友人達の話ではメキシコでも段々とこのような伝統的な行事の様子が見られる所が減って来ているそうです...。なんとか残していって欲しいものです。
さて、ハラパでのお仕事もあと2週間弱になってしまいました。来週は気合いを入れてお仕事にけりをつけないと!
月曜日
僕が整理作業の為に間借りしている人類学博物館で、死者の日のための祭壇が用意され、皆にタマーレス、パン、ホットチョコレートがふるまわれました。ちょうどお昼時でお腹が空いていた僕は調子にのってパン2つ、タマーレスを3つ食べ、そしてホットチョコレートを2杯も飲んでしまったので、さすがにその日の夕飯は殆ど食べれませんでした...。
火曜日
博物館の向かい側にあるベラクルス大学の人類学研究所でも死者の日の為の祭壇が用意され、夕方7時からその開催セレモニーがあるという事で友人達と再びタマーレスを求めて出かけました。セレモニーには沢山の人が集まっていて、なかなか友人たちを見つける事ができませんでしたが、携帯電話のおかげでなんとか友人達と合流する事ができ、パン、タマーレス、ホットチョコレートの3点セットにもありつく事ができました。この日は、仕事のあと一度家に帰り夕飯を食べてから来たのですが、この3点セットの為に若干控えめの夕食にしたので美味しくそれらも食べる事ができました。
(写真:研究所の入り口、展示されていた祭壇の1つ)
水曜日
この日から博物館でメキシコ湾沿岸地域北部のワステカ文化に関するシンポジウムが始まりました。僕の専門はメキシコ湾沿岸地域南部のオルメカ文化で、時期も全く違うのですが、色々と興味深い発表もあるようだったのでお仕事は少しお休みして聞いてみる事にしました。初日は10時から2時と5時から8時の二部構成になっていました。
(写真:シンポジウムの様子)
木曜日
この日のシンポジウムは午後の部だけだったので、4時まではお仕事をして5時から発表を聞きに行きました。この日は発表の多くが図像に関するもので僕の博論も図像を扱うので色々と参考になる部分がありました。ただ、ワステカ文化はメソアメリカの時代編年で古典期の終わり頃からスペイン人が到来する頃までにあたるようで色々と絵文書などを使って解釈されているようですが、オルメカ文化は先古典期に相当し絵文書などを直接使用することはできません...。
シンポジウムが終わったあとはまたまたパン、タマーレス、ホットチョコレートがふるまわれ、もちろん僕もごちそうになりました。
土曜日
11月1日、メキシコの死者の日が始まる日です。まあ、日本のお盆のようなもので各家庭で祭壇を用意し死者が帰ってくるのを迎えるようです。友人達とハラパの近くにあるNaolincoという小さな町にその様子を見に行く事になり出かけました。午後4時頃に町に着くとすでに人が集まり始めていて、レストランなどはかなり混雑してました。まずは腹ごしらえという事でレストランで食事。町の至る所で死者の日の飾り付けがされていて、レストランも綺麗な祭壇が用意されていました。
(写真:レストランの中で。注文した料理(ちょっと食べかけ...))
食事の後は、町の文化会館のようなところに展示されている祭壇を見に行く事に。
なかには骸骨の人形や絵画などが色鮮やかな姿で展示されていました。もちろん、立派な祭壇も用意されていて多くの人たちが見学に訪れていました。
(写真:綺麗に着飾った骸骨達。祭壇と天井の飾り付け)
次は町の墓地を見に行く事に。墓地についてみると、まだ時間が早かったせいかあまり人は集まっていませんでした。まあ、おかげでゆっくりと墓地の中を歩き回る事ができ、写真も撮る事ができました。墓地は小さな家々があつまった小さな町のようでした。どのお墓も個性的で、とても綺麗に飾られています。
(写真:墓地の様子)
最後に、喫茶店でコーヒーを飲みパンを食べ帰る事に。
パンは死者の日のパンが出てくると思ったら、なんだか普通っぽいパンが出て来てちょっとガッカリでしたが、まあ美味しかったので良しとして、余ったパンも持ち帰る事にしました。
(写真:死者の日のパンと喫茶店で運ばれて来たパン...)
メキシコに来て6年以上経ちますが、死者の日の伝統的な姿を見に行ったのは今回が初めてでした。友人達の話ではメキシコでも段々とこのような伝統的な行事の様子が見られる所が減って来ているそうです...。なんとか残していって欲しいものです。
さて、ハラパでのお仕事もあと2週間弱になってしまいました。来週は気合いを入れてお仕事にけりをつけないと!
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こんにちは!
相方と写真を興味深く拝見しました。ハラパ近郊出身の相方は、横で、「アーチを作って葉っぱで飾るのがあの辺の死者の日用祭壇の特色なんだよ!」と主張しています。私にはよくわかりませんが・・・。その上、相方の言う「あの辺」が、どこを中心としてどれ位の範囲で広がっているのかもちょっと不明です。
楽しい死者の日を過ごされたのですね。残りのお仕事がんばって下さい。
楽しい死者の日を過ごされたのですね。残りのお仕事がんばって下さい。
Re:こんにちは!
donajiさん、こんにちは。コメントありがとうございます。確かに相方さんの言う通り、研究所の入り口にも葉っぱでアーチを作ってあったし、Naolincoの町中にも至る所に葉っぱで作ったアーチがありました!それに、友人達も地域毎に祭壇に特徴があるのだと教えてくれました。僕は、このハラパ近郊のものしかよく見た事がないですが、きっとそうなんだと思います。
僕もdonajiさんの相方さんが言う「あの辺」というのがどの辺りを指すのかはっきりしませんが、研究所のものはメキシコ湾岸北部のワステカ地域のものだという話でしたし、Naolincoはハラパから1時間弱の場所にあるので、きっとベラクルス州中部から北部あたりを指しているのでしょうね。
ホント幸いにも、ハラパには呑み会以外にも色々と誘ってくれる友人達がいるので、楽しく生活できてます。もう少しで離れなければならないと思うと残念で仕方ありません...。
もうすぐテオに戻るので、きっとDFでお二人にお会いする日も近いでしょう。相方さんにも宜しくお伝えください。
僕もdonajiさんの相方さんが言う「あの辺」というのがどの辺りを指すのかはっきりしませんが、研究所のものはメキシコ湾岸北部のワステカ地域のものだという話でしたし、Naolincoはハラパから1時間弱の場所にあるので、きっとベラクルス州中部から北部あたりを指しているのでしょうね。
ホント幸いにも、ハラパには呑み会以外にも色々と誘ってくれる友人達がいるので、楽しく生活できてます。もう少しで離れなければならないと思うと残念で仕方ありません...。
もうすぐテオに戻るので、きっとDFでお二人にお会いする日も近いでしょう。相方さんにも宜しくお伝えください。
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