オルメカ文化研究者の日誌
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昨日は友人達と、ハラパから2、3時間の所にあるOyamelesとZaragozaという場所に行って来た。
目的は、黒曜石の原産地踏査とサンプル採集。
朝8時にレンタカーを受け取り、友人達を迎えに行った。友人宅で朝食を食べ、コーヒーを飲み9時頃出発した。この日は最近のハラパでは珍しく非常に澄み切った空で最高の天気でした。ただ、行き先は山間部なのでハラパに住む友人Robertoからは、絶対に寒くなるから雨具と上着を忘れないようにとアドバイスされていたので、暖かい格好で出かけました。
ハラパを出てしばらくすると、やはり小雨が降ったり止んだりする天気になり、途中ガソリンを給油した時に外に出てみると結構肌寒い気温に下がっていました。よく見ると、町の人たちは毛糸の暖かそうな上着を皆着ていました。
途中、道を間違えてしまい舗装されていない道を進んでいるうちに、大きな水たまりに車がはまってしまい、そこから出すのにかなり苦労しましたが、最初の目的地、Oyamelesに到着。

(写真:途中でとても綺麗に見えていたPico de Orizabaという標高5600m以上の山を皆で撮影)
ここは、町の南北に産地があるそうで、とりあえず道路沿いにある所から黒曜石のサンプル採集を始めました。
予想以上に黒曜石の原石がゴロゴロと転がっていて、メキシコ人の学部生は大喜びで黒曜石を拾っていました。崖にも大きな黒曜石の塊がはまっていました。一通りサンプルを採集し、次の目的地、Oyameles村の近くにある谷間に移動。

(写真:地面に転がる黒曜石と崖にはまっている黒曜石の塊(黒っぽい部分が黒曜石の塊))
村の中は至る所で大きな水たまりが道を塞いでいて、午前中の嫌な記憶がよみがえりつつも可能なかぎり先へ進む。村はずれまであと少しというところで大きな水たまりに完全に道が塞がれていたので、車で進むのをあきらめ歩いて行く事に。畑の脇の小道を進んでいくと崖の上に出る。あまりに急な崖だったので躊躇するが、若いメキシコ人学生はさっさと下へ向かって降りて行く。後で、聞いた話では彼はメキシコの山間部の出身らしく、このような道なのか崖なのか分からないような所も子供の頃から歩いていたらしい...。僕はもう少し安全そうな所が無いかと少し横にそれて道を探すが、見つけたのは参考文献の写真に似た風景だけで、仕方が無いので腹をくくり下へ向かって降りて行く事にする。

(写真:畑の横の小道から見える風景。参考文献の写真に似た風景)
苦労しながらも崖の下に降りて行くと、やはり大きな黒曜石の塊がゴロゴロと。この辺りの黒曜石は少し混入物が多かったりしてあまり質の良いものではありませんでしたが、中には写真のような巨大な黒曜石の岩もありました。ここは、最初の場所のように崖に埋まっているというよりも、谷間を流れる細い河原に転がっているという感じでした。一休みした後、採集したサンプルをもち降りて来た急な崖を登る事に...。皆でヒーヒー言いながらも無事に上まで登りきる。

(写真:黒曜石の巨大な塊。黒っぽい岩が黒曜石(人間の大きさと比較を!)。崖を登る友人。)
この時点で既に午後3時近くになっていたので、次の目的地Zaragozaの町で食事をとる事になる。食事の後は町の外れにある河原を目指し来た道を戻る。車を停めるのにちょうど良さそうな場所を見つけて、河原に降りてみるとやはりここにも黒曜石がゴロゴロと。しかも、これまでのOyamelesよりも質の良い黒曜石がさらに大量に転がっている。よくよく見てみると子供の頭ほどの大きさの石核まで落ちている。そこで、他の小さな欠片もよくよく見てみれば黒曜石製品が混ざっている。

(写真:Zaragozaの町はずれにある河原。河原に転がる黒曜石。)
既に、午後5時近くになっていたので、ここを今回の採集地点とするという事でみんなのんびりと大量にサンプルを拾う。そして最後は皆で記念撮影会。

(写真:記念撮影)
帰りは高速道路を使い快適に飛ばして帰るもハラパに近づいてから途中で濃い霧が出て来てノロノロ運転に...。ハラパに戻ると完全に夜になっていて、みんなお腹もすいていたので近所のスーパーへ買い出しへ。
最後はいつものように、酒を買い込み友人の家で今回のサンプル採集旅行の打ち上げをして解散。

(写真:打ち上げの宴)
目的は、黒曜石の原産地踏査とサンプル採集。
朝8時にレンタカーを受け取り、友人達を迎えに行った。友人宅で朝食を食べ、コーヒーを飲み9時頃出発した。この日は最近のハラパでは珍しく非常に澄み切った空で最高の天気でした。ただ、行き先は山間部なのでハラパに住む友人Robertoからは、絶対に寒くなるから雨具と上着を忘れないようにとアドバイスされていたので、暖かい格好で出かけました。
ハラパを出てしばらくすると、やはり小雨が降ったり止んだりする天気になり、途中ガソリンを給油した時に外に出てみると結構肌寒い気温に下がっていました。よく見ると、町の人たちは毛糸の暖かそうな上着を皆着ていました。
途中、道を間違えてしまい舗装されていない道を進んでいるうちに、大きな水たまりに車がはまってしまい、そこから出すのにかなり苦労しましたが、最初の目的地、Oyamelesに到着。
(写真:途中でとても綺麗に見えていたPico de Orizabaという標高5600m以上の山を皆で撮影)
ここは、町の南北に産地があるそうで、とりあえず道路沿いにある所から黒曜石のサンプル採集を始めました。
予想以上に黒曜石の原石がゴロゴロと転がっていて、メキシコ人の学部生は大喜びで黒曜石を拾っていました。崖にも大きな黒曜石の塊がはまっていました。一通りサンプルを採集し、次の目的地、Oyameles村の近くにある谷間に移動。
(写真:地面に転がる黒曜石と崖にはまっている黒曜石の塊(黒っぽい部分が黒曜石の塊))
村の中は至る所で大きな水たまりが道を塞いでいて、午前中の嫌な記憶がよみがえりつつも可能なかぎり先へ進む。村はずれまであと少しというところで大きな水たまりに完全に道が塞がれていたので、車で進むのをあきらめ歩いて行く事に。畑の脇の小道を進んでいくと崖の上に出る。あまりに急な崖だったので躊躇するが、若いメキシコ人学生はさっさと下へ向かって降りて行く。後で、聞いた話では彼はメキシコの山間部の出身らしく、このような道なのか崖なのか分からないような所も子供の頃から歩いていたらしい...。僕はもう少し安全そうな所が無いかと少し横にそれて道を探すが、見つけたのは参考文献の写真に似た風景だけで、仕方が無いので腹をくくり下へ向かって降りて行く事にする。
(写真:畑の横の小道から見える風景。参考文献の写真に似た風景)
苦労しながらも崖の下に降りて行くと、やはり大きな黒曜石の塊がゴロゴロと。この辺りの黒曜石は少し混入物が多かったりしてあまり質の良いものではありませんでしたが、中には写真のような巨大な黒曜石の岩もありました。ここは、最初の場所のように崖に埋まっているというよりも、谷間を流れる細い河原に転がっているという感じでした。一休みした後、採集したサンプルをもち降りて来た急な崖を登る事に...。皆でヒーヒー言いながらも無事に上まで登りきる。
(写真:黒曜石の巨大な塊。黒っぽい岩が黒曜石(人間の大きさと比較を!)。崖を登る友人。)
この時点で既に午後3時近くになっていたので、次の目的地Zaragozaの町で食事をとる事になる。食事の後は町の外れにある河原を目指し来た道を戻る。車を停めるのにちょうど良さそうな場所を見つけて、河原に降りてみるとやはりここにも黒曜石がゴロゴロと。しかも、これまでのOyamelesよりも質の良い黒曜石がさらに大量に転がっている。よくよく見てみると子供の頭ほどの大きさの石核まで落ちている。そこで、他の小さな欠片もよくよく見てみれば黒曜石製品が混ざっている。
(写真:Zaragozaの町はずれにある河原。河原に転がる黒曜石。)
既に、午後5時近くになっていたので、ここを今回の採集地点とするという事でみんなのんびりと大量にサンプルを拾う。そして最後は皆で記念撮影会。
(写真:記念撮影)
帰りは高速道路を使い快適に飛ばして帰るもハラパに近づいてから途中で濃い霧が出て来てノロノロ運転に...。ハラパに戻ると完全に夜になっていて、みんなお腹もすいていたので近所のスーパーへ買い出しへ。
最後はいつものように、酒を買い込み友人の家で今回のサンプル採集旅行の打ち上げをして解散。
(写真:打ち上げの宴)
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