オルメカ文化研究者の日誌
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朝10時頃、目を覚ますと横に寝ているはずのロベルトが居ない...。一瞬、おいて行かれたのかと思ったら、その隣のカールはまだ寝ている。ということで、もう一眠りと思ったら、部屋のドアが開きロベルトが入ってきた。早くに目が覚めたので朝食を食べた後、家族のお土産を買いに行っていたそうだ。チャーリーは彼の専門の石器のシンポジウムを聞くために朝早くに出かけたらしい。さすが考古学者!どんなに前日呑んでも翌日はちゃんと働くのである...。
とりあえず、カールと共に起き上がり朝食を食べに行く事にする。
朝食後、ホテルのレンタカーを予約して部屋に戻るとロベルトは完璧にカホキア遺跡に行く準備ができていた。僕らも急いで準備をして、レンタカーの確認の電話を待っていると、結局、全ての車がうまっていて今日は用意できないという。そこで、カールが他のレンタカー屋の電話番号を聞いて、電話すると何軒目かにようやく見つかった。
早速、他のホテルにあるそのレンタカー屋に行ってみると、やっぱり今日は週末で全ての車がうまっていると言う...。カールはすごく困った顔をしていたが、ロベルトも僕もメキシコでのいい加減な対応には慣れているので、それじゃ、タクシーでも探してみるかということで、学会のイベント会場のタクシー乗り場に行ってみる。そこには、事前に予約した人たちが学会主催のツアーに行くために大きなバスに乗り込んでいる所だった。
バスは予約した人たちで完全に一杯になっていたので僕らは乗る事はできない。そこで、タクシーを探してみるとショチルとネイタンが寄って来た。どうしたのかと、聞いてみると、僕らがレンタカーを探している間に、彼らもカホキア遺跡に行こうと僕らにこの場所で1時に待ち合わせをしようとメールを送ったらしい。完全に偶然なのだが、ちょうど僕らが学会の会場入り口に着いたのが1時だった。
そんな訳で、5人で1台の大きなタクシーに乗り込み、いざカホキア遺跡へと出発!ダウンタウンを離れて20分ほどで遺跡に到着。前日、僕らの指導教官サイファース先生からカホキア遺跡の博物館はすごく良いので是非見てくるようにと言われていたロベルトと僕は、早速博物館の中へと入って行った。遺跡も博物館も基本的には無料らしく、入り口に寄付金を募る箱が置かれているだけだった。

(タクシーから見る「修道士のマウンド(Monks Mound)」。遺跡の景観はどことなくベラクルス南部の遺跡に似ている)
博物館の中は、サイファース先生の言った通り、とても分かりやすく遺物が展示されていて、僕らの目を楽しませてくれた。ロベルトはひたすらビデオを回し、僕はひたすらカメラのシャッターを切る。僕らが手にするメソアメリカの遺物とは、やはり違うのだがどことなく似ている部分もある。



(博物館の展示。なんとなく縄文土器にも似た土器なんかもあったりする。展示の最後には発掘調査に関する展示コーナーもあり、これまでの調査の経過やどうやって調査をするのかという事が分かりやすく展示されていた。)
展示を見た後は、お決まりのミュージアムショップでのお土産漁り。僕は旅行に行くとTシャツを買う事にしているので、ここでデザインの良いTシャツに目をつけた。残念ながら僕のサイズはなかったのだが、大きくても着れるだろうと2サイズ上のものを買う事にした。他にもこまごましたお土産を買い込み、いざ遺跡公園へ。

(博物館を出るとそこはきれいに整備された遺跡が広がっていた。遺跡内には私有地も残っているそうだ。きっと色々な思い出のある先祖からの土地を離れるのが嫌なんだろう。その気持ちはなんとなく分かる気がする。)
まずは「修道士のマウンド」の南に広がるマウンド群を見て回る。双子のマウンドや、ピラミッド状のマウンド、そして博物館にも展示されていた豪華な副葬品を伴う埋葬が発見された72号マウンドなどを見て回った。

(とりあえず、記念撮影!!!)
そうして、次はようやくメインの「修道士のマウンド」へと向かう。遺跡の中には大きな公道が横切っていて、僕らはこの道を渡ってマウンドへとたどり着いた。ちなみに、遺跡見学者用の横断歩道も信号も何もない。車はとぎれとぎれにしか通らないので、その隙間を縫って道を渡る。なんだかメキシコみたいだ。
マウンドにはきれいな階段がつけられていて、そこを登って行く。頂上からは遺跡のほぼ全体を見渡す事ができる。遺跡の周りにはミシシッピー川の古い流れの名残なんだろう、大きな三日月湖がいくつも横たわっている。

「修道士のマウンド」からのすばらしい景色を堪能した僕らは、このマウンドの西側にある「ウッドヘンジ」を見に行く事にした。マウンドを降りて15分ほど歩くと、木柱列の大きなサークル「ウッドヘンジ」に到着した。この場所にはあまり人が来ていないようだった。唯一、自家用車で遺跡見学に来ている人たちが帰り道に寄って行くみたいだ。僕らがたどり着いた時には誰もいなかったが、そのうちにちらほらと何組かのグループがやって来た。

ここで、僕らに再び問題発生!カールがタクシーの連絡先を無くしたと言う...。さて、どうしたものか。まあ、遺跡には大きな道が通っているので、そのうちにタクシーも通るだろうという事でとりあえず道端に移動。
確かに、たまにタクシーは通るのだが、空車は通らない。皆、お客を乗せている。そりゃ、もっともだ。遺跡以外にはこの辺には何もないのだから...。そうこうしているうちに、ずっと色々なタクシー会社に電話をしていたカールがタクシーを予約する事ができた。10分ほどでタクシーが来て僕らはセントルイスのダウンタウンに戻る事が出来た。

(タクシー会社に電話するカール。ミシシッピー川を渡りダウンタウンに到着)
タクシーを降りて、少しするとカールが携帯が無いと言い出す。どうやら、タクシーに落としてしまったらしい。どうも今日はカールにとっては厄日みたいだ。学会の入り口でウロウロしていると、チャーリーとティムが会場から出てきた。とりあえず、ご飯を食べに行こうという事になり、近くのレストランへ移動してまたまたでっかいハンバーガーとビール。
ご飯の後はロベルトとカールが家族へのお土産を買いに行きたいという事だったので、一旦ホテルに戻って荷物を置いてからショッピングモールに出かける事に。
僕らがたどり着いた所は、古い駅舎を改装してホテルとショッピングモールを入れているらしい。着いたのがやや遅かったせいか何軒かのお店は閉まっていた。でも、カールもロベルトも家族へのお土産をいくつかは買う事が出来たようだ。

(ショッピングモールの入り口。中は何となく昔の駅の雰囲気を保っている。)

(マッサージチェアもあったので昼間の遺跡見学の疲れを癒す?)
さすがに、翌日発表が控えているロベルトと僕は今日は大人しく部屋に戻る事にする。カールも一日色々な所に行ったので疲れたのだろう、僕らと一緒に部屋に戻って早めに休むという。
部屋に戻った僕は、早速明日の発表のパワーポイントの仕上げにかかった。一応、ざっとは出来上がっていたのだが、いくつか写真を加える必要があった。発表自体はスペイン語でする予定だが、スライドには英語を使おうと思っていたので、カールに最終的なチェックをしてもらう。夜12時頃、ようやくスライドが出来上がった。出来上がったスライドをロベルトにチェックしてもらうと、いくつかのエラーがある事が発覚!...
ロベルトに指摘された間違いを直していると、さらに他の間違いがある事に気がついた...。結局、全て終わったのは深夜2時頃。翌日は6時に起きて7時には開場に向かう予定だったので、寝るか、そのまま起きているか迷ったのだが、とりあえず、ベットに横になる事にする。さすがに、僕も1日歩き回って疲れた。
発表まで、あと数時間。さあ、どうなる???
とりあえず、カールと共に起き上がり朝食を食べに行く事にする。
朝食後、ホテルのレンタカーを予約して部屋に戻るとロベルトは完璧にカホキア遺跡に行く準備ができていた。僕らも急いで準備をして、レンタカーの確認の電話を待っていると、結局、全ての車がうまっていて今日は用意できないという。そこで、カールが他のレンタカー屋の電話番号を聞いて、電話すると何軒目かにようやく見つかった。
早速、他のホテルにあるそのレンタカー屋に行ってみると、やっぱり今日は週末で全ての車がうまっていると言う...。カールはすごく困った顔をしていたが、ロベルトも僕もメキシコでのいい加減な対応には慣れているので、それじゃ、タクシーでも探してみるかということで、学会のイベント会場のタクシー乗り場に行ってみる。そこには、事前に予約した人たちが学会主催のツアーに行くために大きなバスに乗り込んでいる所だった。
バスは予約した人たちで完全に一杯になっていたので僕らは乗る事はできない。そこで、タクシーを探してみるとショチルとネイタンが寄って来た。どうしたのかと、聞いてみると、僕らがレンタカーを探している間に、彼らもカホキア遺跡に行こうと僕らにこの場所で1時に待ち合わせをしようとメールを送ったらしい。完全に偶然なのだが、ちょうど僕らが学会の会場入り口に着いたのが1時だった。
そんな訳で、5人で1台の大きなタクシーに乗り込み、いざカホキア遺跡へと出発!ダウンタウンを離れて20分ほどで遺跡に到着。前日、僕らの指導教官サイファース先生からカホキア遺跡の博物館はすごく良いので是非見てくるようにと言われていたロベルトと僕は、早速博物館の中へと入って行った。遺跡も博物館も基本的には無料らしく、入り口に寄付金を募る箱が置かれているだけだった。
(タクシーから見る「修道士のマウンド(Monks Mound)」。遺跡の景観はどことなくベラクルス南部の遺跡に似ている)
博物館の中は、サイファース先生の言った通り、とても分かりやすく遺物が展示されていて、僕らの目を楽しませてくれた。ロベルトはひたすらビデオを回し、僕はひたすらカメラのシャッターを切る。僕らが手にするメソアメリカの遺物とは、やはり違うのだがどことなく似ている部分もある。
(博物館の展示。なんとなく縄文土器にも似た土器なんかもあったりする。展示の最後には発掘調査に関する展示コーナーもあり、これまでの調査の経過やどうやって調査をするのかという事が分かりやすく展示されていた。)
展示を見た後は、お決まりのミュージアムショップでのお土産漁り。僕は旅行に行くとTシャツを買う事にしているので、ここでデザインの良いTシャツに目をつけた。残念ながら僕のサイズはなかったのだが、大きくても着れるだろうと2サイズ上のものを買う事にした。他にもこまごましたお土産を買い込み、いざ遺跡公園へ。
(博物館を出るとそこはきれいに整備された遺跡が広がっていた。遺跡内には私有地も残っているそうだ。きっと色々な思い出のある先祖からの土地を離れるのが嫌なんだろう。その気持ちはなんとなく分かる気がする。)
まずは「修道士のマウンド」の南に広がるマウンド群を見て回る。双子のマウンドや、ピラミッド状のマウンド、そして博物館にも展示されていた豪華な副葬品を伴う埋葬が発見された72号マウンドなどを見て回った。
(とりあえず、記念撮影!!!)
そうして、次はようやくメインの「修道士のマウンド」へと向かう。遺跡の中には大きな公道が横切っていて、僕らはこの道を渡ってマウンドへとたどり着いた。ちなみに、遺跡見学者用の横断歩道も信号も何もない。車はとぎれとぎれにしか通らないので、その隙間を縫って道を渡る。なんだかメキシコみたいだ。
マウンドにはきれいな階段がつけられていて、そこを登って行く。頂上からは遺跡のほぼ全体を見渡す事ができる。遺跡の周りにはミシシッピー川の古い流れの名残なんだろう、大きな三日月湖がいくつも横たわっている。
「修道士のマウンド」からのすばらしい景色を堪能した僕らは、このマウンドの西側にある「ウッドヘンジ」を見に行く事にした。マウンドを降りて15分ほど歩くと、木柱列の大きなサークル「ウッドヘンジ」に到着した。この場所にはあまり人が来ていないようだった。唯一、自家用車で遺跡見学に来ている人たちが帰り道に寄って行くみたいだ。僕らがたどり着いた時には誰もいなかったが、そのうちにちらほらと何組かのグループがやって来た。
ここで、僕らに再び問題発生!カールがタクシーの連絡先を無くしたと言う...。さて、どうしたものか。まあ、遺跡には大きな道が通っているので、そのうちにタクシーも通るだろうという事でとりあえず道端に移動。
確かに、たまにタクシーは通るのだが、空車は通らない。皆、お客を乗せている。そりゃ、もっともだ。遺跡以外にはこの辺には何もないのだから...。そうこうしているうちに、ずっと色々なタクシー会社に電話をしていたカールがタクシーを予約する事ができた。10分ほどでタクシーが来て僕らはセントルイスのダウンタウンに戻る事が出来た。
(タクシー会社に電話するカール。ミシシッピー川を渡りダウンタウンに到着)
タクシーを降りて、少しするとカールが携帯が無いと言い出す。どうやら、タクシーに落としてしまったらしい。どうも今日はカールにとっては厄日みたいだ。学会の入り口でウロウロしていると、チャーリーとティムが会場から出てきた。とりあえず、ご飯を食べに行こうという事になり、近くのレストランへ移動してまたまたでっかいハンバーガーとビール。
ご飯の後はロベルトとカールが家族へのお土産を買いに行きたいという事だったので、一旦ホテルに戻って荷物を置いてからショッピングモールに出かける事に。
僕らがたどり着いた所は、古い駅舎を改装してホテルとショッピングモールを入れているらしい。着いたのがやや遅かったせいか何軒かのお店は閉まっていた。でも、カールもロベルトも家族へのお土産をいくつかは買う事が出来たようだ。
(ショッピングモールの入り口。中は何となく昔の駅の雰囲気を保っている。)
(マッサージチェアもあったので昼間の遺跡見学の疲れを癒す?)
さすがに、翌日発表が控えているロベルトと僕は今日は大人しく部屋に戻る事にする。カールも一日色々な所に行ったので疲れたのだろう、僕らと一緒に部屋に戻って早めに休むという。
部屋に戻った僕は、早速明日の発表のパワーポイントの仕上げにかかった。一応、ざっとは出来上がっていたのだが、いくつか写真を加える必要があった。発表自体はスペイン語でする予定だが、スライドには英語を使おうと思っていたので、カールに最終的なチェックをしてもらう。夜12時頃、ようやくスライドが出来上がった。出来上がったスライドをロベルトにチェックしてもらうと、いくつかのエラーがある事が発覚!...
ロベルトに指摘された間違いを直していると、さらに他の間違いがある事に気がついた...。結局、全て終わったのは深夜2時頃。翌日は6時に起きて7時には開場に向かう予定だったので、寝るか、そのまま起きているか迷ったのだが、とりあえず、ベットに横になる事にする。さすがに、僕も1日歩き回って疲れた。
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