オルメカ文化研究者の日誌
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ベットに入ったものの、結局あまり寝付けずにウトウトとしている間に、目覚ましのアラームが鳴った。ベットから抜け出し、シャワーを浴び、着替えをして必要なものを鞄につめる。準備ができたので、ロベルトとカールを起こして出かける。
会場近くの、コーヒーショップで朝食をとり、会場へ向かう。
会場には今回のシンポジウムのオーガナイザーが準備をしていた。メールではやり取りはしていたものの初めて会う二人の先生に挨拶をして、僕の発表用のパワーポイントが入ったUSBメモリーを渡す。
ここ2週間くらい、僕のUSBメモリーは動作が不安定だったので、念のために2つ用意し、さらに万が一のためにパソコンも持ってきてあった。案の定、初めに渡したUSBメモリーは上手く読み込んでくれない...。やっぱりと思って、パソコンを取り出し、先生方が用意してくれたUSBメモリーにデータを移す。今度は、ちゃんと読み込んでくれた。
安心したのも束の間、今度はファイルが開けないと言う...。何度か繰り返し開いているうちに、ようやく開く事が出来た。念のために、開いたままにしようという事になり、これでようやく一安心。あとは僕の順番を待つだけになった。
僕の前には7人の発表者が居たのだが、そのうちの2人は用事があって来れないという事らしい。欠席者の発表時間は、休憩時間になるのだが、2回目の休憩の時に司会の先生から、僕の発表用のパワーポイントを閉じてしまったので、もう一回開こうとしたら、やっぱり開けないと言うのでもう一度、USBからダウンロードすることに。後は、発表直前にちゃんと開いてくれる事を祈るしか無い...。
僕の順番が回ってきた。ファイルは1、2分でちゃんと開いてくれた。とりあえず、一安心して発表を始める。今回のシンポジウムはメソアメリカからコロンビアに至る地域の先古典期の衣装というテーマだったので、僕の博論の一部であるオルメカ文化の衣装、とくに頭飾りに注目した内容を発表した。
発表の内容をかいつまんで説明すると、オルメカ文化では衣装に限らず、人間の頭部に大きな注意が払われていたと考えられている。そこで、社会的にも重要な役割を果たしていたと考えられている大型の石彫に表現された頭飾りに注目して見てみると、時間の経過と共に頭飾りが大きくなり、その装飾も一段と複雑になっていく。また、一場面が描かれた石彫に現れる人々の頭飾りの大きさや複雑性からオルメカ社会における人々の階層化も読み取れるのではないか、というのが発表の要旨である。
発表の途中で、時計を見るとすでに発表時間の15分間が終わろうとしていた。僕の前に発表した人たちは皆15分以内でちゃんと発表を終えていたので、僕も終わらせないとと思い、最後の方はかなり早口になってしまった。

まあ、色々と問題はあったが、何とか発表を終わる事ができた。シッンポジウムの後、二人の先生方からこのシンポジウムの内容を出版するので、皆、6月1日までに原稿を提出するようにと説明があった。メキシコに戻ったら、6月から現場に出ることになっているので、その前に原稿を仕上げてしまわねば。
僕らのシンポジウムは最終日の最後の時間帯だったので、先に終わっていたロベルト達に合流して、ご飯を食べに行った。またまた、でっかいハンバーガーとビール...。まあ、美味しいから良いんだけど...。

(みんな発表を終えてリラックス)
ご飯を食べた後は、何人かの友人達は家路についた。翌日メキシコに帰る事になっていた僕とロベルトは、ずっと気になっていた町のモニュメント、アーチを登る事にした。日曜日の午後という事もあり、かなりの混雑だった。途中、エレベーターの故障なども重なり、2時間近く待って、ようやくアーチのてっぺんに登る事ができた。

アーチのてっぺんから見る景色は、先に登った何人かの友達が言っていたように、とても素晴らしかった。カホキア遺跡からもこのアーチが見えていたので、アーチからも遺跡を見る事が出来るかもしれないと、目を凝らして探したのだが、結局どこに遺跡があるのかは分からずじまいだった...。


ロベルトは夜になると再びメジャーリーグを見に行ったので、僕は、昼間に学会会場であったメキシコ人の友人エンリケとその友人達とご飯を食べに行く事にした。日曜日のせいか、お目当てのレストランは閉まっていたので町の中をウロウロと他の場所を探しまわり、ようやく1軒のステーキハウスを見つけて入る事にする。僕もそうだったのだが、みんな、最終日はステーキと決めていたらしい。
夕飯を食べた後は、軽くビールでもということになり、場所を変えてビールを飲みに行った。そうやって、今回のセントルイスでの学会は無事に終わった。
今回も呑みっぱなしだったような気もするが、色々な所も観光できたし、学問的にも有意義な学会参加だった。

さて、次は今回の原稿の仕上げと、現場に出る前に提出するとサイファース先生と約束した博論の下書きの一部を完成させないと。
会場近くの、コーヒーショップで朝食をとり、会場へ向かう。
会場には今回のシンポジウムのオーガナイザーが準備をしていた。メールではやり取りはしていたものの初めて会う二人の先生に挨拶をして、僕の発表用のパワーポイントが入ったUSBメモリーを渡す。
ここ2週間くらい、僕のUSBメモリーは動作が不安定だったので、念のために2つ用意し、さらに万が一のためにパソコンも持ってきてあった。案の定、初めに渡したUSBメモリーは上手く読み込んでくれない...。やっぱりと思って、パソコンを取り出し、先生方が用意してくれたUSBメモリーにデータを移す。今度は、ちゃんと読み込んでくれた。
安心したのも束の間、今度はファイルが開けないと言う...。何度か繰り返し開いているうちに、ようやく開く事が出来た。念のために、開いたままにしようという事になり、これでようやく一安心。あとは僕の順番を待つだけになった。
僕の前には7人の発表者が居たのだが、そのうちの2人は用事があって来れないという事らしい。欠席者の発表時間は、休憩時間になるのだが、2回目の休憩の時に司会の先生から、僕の発表用のパワーポイントを閉じてしまったので、もう一回開こうとしたら、やっぱり開けないと言うのでもう一度、USBからダウンロードすることに。後は、発表直前にちゃんと開いてくれる事を祈るしか無い...。
僕の順番が回ってきた。ファイルは1、2分でちゃんと開いてくれた。とりあえず、一安心して発表を始める。今回のシンポジウムはメソアメリカからコロンビアに至る地域の先古典期の衣装というテーマだったので、僕の博論の一部であるオルメカ文化の衣装、とくに頭飾りに注目した内容を発表した。
発表の内容をかいつまんで説明すると、オルメカ文化では衣装に限らず、人間の頭部に大きな注意が払われていたと考えられている。そこで、社会的にも重要な役割を果たしていたと考えられている大型の石彫に表現された頭飾りに注目して見てみると、時間の経過と共に頭飾りが大きくなり、その装飾も一段と複雑になっていく。また、一場面が描かれた石彫に現れる人々の頭飾りの大きさや複雑性からオルメカ社会における人々の階層化も読み取れるのではないか、というのが発表の要旨である。
発表の途中で、時計を見るとすでに発表時間の15分間が終わろうとしていた。僕の前に発表した人たちは皆15分以内でちゃんと発表を終えていたので、僕も終わらせないとと思い、最後の方はかなり早口になってしまった。
まあ、色々と問題はあったが、何とか発表を終わる事ができた。シッンポジウムの後、二人の先生方からこのシンポジウムの内容を出版するので、皆、6月1日までに原稿を提出するようにと説明があった。メキシコに戻ったら、6月から現場に出ることになっているので、その前に原稿を仕上げてしまわねば。
僕らのシンポジウムは最終日の最後の時間帯だったので、先に終わっていたロベルト達に合流して、ご飯を食べに行った。またまた、でっかいハンバーガーとビール...。まあ、美味しいから良いんだけど...。
(みんな発表を終えてリラックス)
ご飯を食べた後は、何人かの友人達は家路についた。翌日メキシコに帰る事になっていた僕とロベルトは、ずっと気になっていた町のモニュメント、アーチを登る事にした。日曜日の午後という事もあり、かなりの混雑だった。途中、エレベーターの故障なども重なり、2時間近く待って、ようやくアーチのてっぺんに登る事ができた。
アーチのてっぺんから見る景色は、先に登った何人かの友達が言っていたように、とても素晴らしかった。カホキア遺跡からもこのアーチが見えていたので、アーチからも遺跡を見る事が出来るかもしれないと、目を凝らして探したのだが、結局どこに遺跡があるのかは分からずじまいだった...。
ロベルトは夜になると再びメジャーリーグを見に行ったので、僕は、昼間に学会会場であったメキシコ人の友人エンリケとその友人達とご飯を食べに行く事にした。日曜日のせいか、お目当てのレストランは閉まっていたので町の中をウロウロと他の場所を探しまわり、ようやく1軒のステーキハウスを見つけて入る事にする。僕もそうだったのだが、みんな、最終日はステーキと決めていたらしい。
夕飯を食べた後は、軽くビールでもということになり、場所を変えてビールを飲みに行った。そうやって、今回のセントルイスでの学会は無事に終わった。
今回も呑みっぱなしだったような気もするが、色々な所も観光できたし、学問的にも有意義な学会参加だった。
さて、次は今回の原稿の仕上げと、現場に出る前に提出するとサイファース先生と約束した博論の下書きの一部を完成させないと。
PR
この記事にコメントする
Re:無題
ははは、たぶんそうだろうね。いくらんなんでも、アメリカ人がハンバーガーばかり食べてるとは思えないしね。
次回、僕は行けるかどうか分からないけど、行けるように頑張りますのでその時は、色々な所に連れて行ってください。僕にとっての旅行の醍醐味の一つは食べ歩きですから。へへへ。
次回、僕は行けるかどうか分からないけど、行けるように頑張りますのでその時は、色々な所に連れて行ってください。僕にとっての旅行の醍醐味の一つは食べ歩きですから。へへへ。
カレンダー
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |
フリーエリア
最新コメント
[09/09 坂井田]
[03/05 鎌塚百美]
[02/16 NONAME]
[05/05 donaji]
[04/12 All My Life]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kotito
年齢:
53
性別:
男性
誕生日:
1971/05/01
趣味:
考古学
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
ブログの評価 ブログレーダー
忍者アナライズ
忍者アナライズ
